開催しました、海外登山講座


11月8日(日)13時より福岡市中央区の中央市民センターにて「2020年海外登山の魅力にふれる講座」を開催しました。3名の登壇者に海外での登山について語って頂きました。

一人目は14年前にグランド・ジョラスで仲間が滑落した事故のお話。斜面を200mをクレバスも飛び越え滑り落ちたにもかかわらず浅い窪みで停止。骨折など何も無く、偶然他のパーティーで見ていた登山者が救助要請し30分ほどでピックアップされ病院へ。その後残されたメンバーが知らないイタリアの街で別れわかれになったメンバーと合流するまでの顛末はリアルな体験談でした。

二人目は1995年のお話。県連30周年記念事業で遠征した「ヒマラヤ合宿」の内容。チョーポルを目指し、ベースキャンプで高度順応しながら6,189mのアイランドピークへ転進し登頂するまでを動画映像を見ながらその土地で暮らす人々の様子が伺えるものでした。

三人目に今年コロナ禍で海外の登山事情がどうなっているのか最新の情報や延期となった南極登山の計画について、また海外渡航ができなくなる直前に登ったアフリカ大陸のウガンダ最高峰、マルゲリータ峰登頂の話を伺いました。

会場の様子を伝える写真を撮り忘れるほど、三名の語りに集中してしまいあっという間に4時間が過ぎました。参加された方からは「古い時代から最新の登山情報まで知ることができ興味深く話が聞けました」「海外登山を間近に感じることができ良かった」「コロナが早く落ち着いてどこかへ出かけたい」など感想を頂きました。

福岡県勤労者山岳連盟

福岡県勤労者山岳連盟は1960年に結成された「日本勤労者山岳連盟」(通称、労山)の地方連盟として1966年に5団体、196人の会員で結成されました。

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