登山学校開校式が開催されました
◆日 時: 5月11日(土)~12日(日)
◆場 所: 朝倉郡東峰村小石原 喜楽来館
◆本年度受講生 初級7名,中級11名
◆内容
5月11日(土) 5月12日(日)
■県連会長・校長挨拶 ■確保理論
■自己紹介 ・インパクトフォース・プーリー効果
■オリエンテーション ・カラビナ強度
・保険・自己責任・登山学校の目的 ■ロープワーク
■装備説明 ・ショートクライミング(リード、確保)
・クライミング装備 ・マルチピッチクライミング(リード、確保)
・一泊縦走装備 ・支店構築・クローブヒッチ・ムンターヒッチ
・沢装備 ・ミュールノット・簡易ハーネス
・行動食・非常食・水分補給 ・クイックドロー架替による危険箇所通過
■ロープワーク(総論) ・ラッペル
・机上・実技(ノット、ヒッチ、ベンド他)
・ロープの種類・支点構築・
■ファーストエイド
■夕食・交流会
【感想文抜粋】
T(F会) 1年目
会の先輩から県連登山学校は大変勉強になると言われていましたが、まさにその通りの内容でした。講師の皆さんは親切かつ熱心で、登山学校を実りのあるものにしたい気持ちが強く伝わってきました。
この登山学校の良い点として、まず、一人の講師でなく多くの講師の意見を聞けることと思いました。メインの講師だけでなく、他の講師の補足があったことによって、より深い知識を得ることができました。また、全ての技術に対してその理由を教えるようにしていることも大変良いと感じました。登山・クライミング技術は、基本はあるものの、その時その時で柔軟に変えることも必要と思っています。その技術を使う理由を知っていることによって、一般的でない状況において柔軟に対応でき、より安全な登山・クライミングができると思います。
今回の登山学校で、自分にとって特に役立ったことを数点挙げておきます。一つ目は、リーダー、サブリーダーの他に、二人をチェックするSA(セーフティーアドバイザー)の役割をたてることです。全て正しく判断できるリーダーはいないと思いますし、別の視点で指摘することは重要と思います。今回SAを立てる手法を教えていただき、まさに目から鱗が落ちる思いでした。二つ目として、「見守りスイッチオン」の考えです。時々リーダーが先頭を歩き、後続をほとんど見ない方もおり、リーダーがこの掛け声をかける仕組みは非常に重要と感じました。三つ目として、ファーストエイドの中身を教えていただきました。私も簡単なファーストエイドを持っていますが、主に自分のためのもので簡単な装備でした。他の人を助けるために、リーダーはファーストエイドを充実させる必要があると感じました。
1日目午後からは実際のクライミング技術を教えて頂きました。この中でもいくつか知らない技術、今まで教えてもらったことと違う技術を教えて頂きました。大変役立つものでしたが、ボリュームがあって一部技術の必要性を理解できないものもありましたので、次回以降に講師の方に聞いてみたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。
K(M会) 2年目
今年度も、県連登山学校が始まった。開校式でも話したが、この1年間を振り返ると、本当に目からウロコの1年だった。昨年度は、自分自身を甘やかしている私を見て、講師の方達はさぞかし呆れたりもどかしかったりイライラしたりされた事だろうと思う。今年はしっかりと反省し、前を向いて、1年間真剣に取り組みたいと思っている。
今回、1日目は机上講習とロープワーク実習、2日目は主にクライミングシステムとラッペルの実習だったが、やはり忘れたり抜けたりしていることが多々あり、ひたすら反省だった。去年はできなかった片手でのミュンターヒッチやクローブヒッチは、今年はできるようになっていた。しかし、ボウラインについてはやっと思い出す始末だし、フィッシャーマンズノットに至っては完全に忘れていた。クライミングシステムとラッペルも考えながら行うので、ものすごく時間がかかる。「今年は2年生なんだから、忘れたと言う言葉はないよ」と言われ、焦ったり落ち込んだり。特に今回『去年と違う!』と感じた事は、周囲から「2年生だから」と度々言われた事だった。プレッシャーを感じる言葉だが、でも、おかげで、「もう、去年みたいに甘えてはいられないんだ」と言うような自覚も生まれたような気がする。
今までの事は仕方がないので、今年度は、本当に気持ちを新たに頑張りたいと思う。今年1年間、またお世話をお掛けします。ご指導のほど、どうぞよろしくお願いします!
⤵初級コース2日目
⤵開校式 県連会長挨拶
⤵開校式 登山学校校長挨拶
⤵ロープワーク講習(室内)
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