登山学校レポート(第3回講習)ロープワーク②

日程:10月24日(日) 山域:日向神八女津媛スラブ壁

受講生(9名)講師(11名)

 参加受講生の感想を紹介します。

【AM:全体説明】始めに全体に向けて、岩場での危険性や支点の取り方などの説明がありました。墜落や落下物については以前から注意していましたが、会で大きな事故のあったスズメバチやその他の動物など普段見落としがちな点について再確認できました。さらにボルトの種類による強度の違い(ケミカル、ペツル、RCC、ハーケン、リングなど)や残置物の状態確認の重要性について学びました。

【AM:班別説明】班別にマルチシステムの一連の流れを練習しました。個々の動作には練習が必要な部分も多いですが、まず間違わずにできることときちんと意思確認をとってできることが重要だと感じています。

【PM:登攀練習】1P、2Pを登って懸垂で降りる練習を実施しました。リードは上からトップロープバックアップを取って行いました。やっぱりスラブに慣れてないなと実感します。

【感想】

A:「マルチピッチでは時間の制約も多いので効率性と確実性を両立して初めて安全が確保されるのだと再認識しました。スラブにはりついて壁ばかりを見て登っていましたが、セルフを取って振り返るとショートルートでは到底味わえないような高度感。これがマルチの醍醐味だなぁと思います。」 

B:「クライミング初心者の受講生も丁寧に教えて頂いたようで、2ピッチ終了点まで登って下降していた。マルチは皆で協力し、次にする事を考えておかなければいけないと教えて頂く。12月のマルチピッチクライミングまでに流れを確認しておかないといけない。今回も受講内容は盛り沢山で、あっという間に時間が経ち学ぶ事が多かった。

アルパインやクライミングを行いたいという人がいれば、勤労者山岳連盟に加入すれば登山学校がある事を知らせて勧めようと思う。是非登山学校でベテラン講師陣から基本を学んで頂きたいと思う。」


 

福岡県勤労者山岳連盟

福岡県勤労者山岳連盟は1960年に結成された「日本勤労者山岳連盟」(通称、労山)の地方連盟として1966年に5団体、196人の会員で結成されました。

0コメント

  • 1000 / 1000